アフガニスタン国立博物館館長に「マグサイサイ賞」

 マニラ共同のニュースによりますと、フィリッピンのラモン・マグサイサイ賞財団は、7月30日、アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞をアフガニスタン国立博物館館長のオマラ・マスーディ氏に授与した。
 バーミヤン遺跡の大仏破壊など多くの文化遺産の破壊を行ったタリバン政権下で、博物館の所蔵品を安全な場所に隠し、退職を迫られてからは野菜の行商をしながらそれらを護り続けたという。
 タリバン崩壊後に館長に就任したマスーディ氏の戦中戦後の活躍の模様は、アフガニスタン文化研究所の発行する「ニュースレター」第38・39号に連載されている。